明日は我が身の Kansukeブログ

心と身体の健康について考えています。その中で音楽であったりブログを通じて日々快適に過ごせる方法を模索しています。

誰か【株式会社大工 】なんてつくらないかな。

おはようございます。

 

今日は休日にも関わらず、

朝から真面目な事を考えています。(笑

 

2020年問題

(いや、今以降問題?)

 

として、大工さん不足があります。

 

私は毎日のように、戸建ての新築やリフォーム、マンションへ打ち合わせに行きますが、20代の大工さんを見ることはほとんどありません。

 

たまに見かける時は、お父さんが大工さんで息子さんも大工になった、というパターンぐらいです。

 

先日、もうすぐ70歳になる大工さんと現場で話をした時に、

「息子さんは?」

と聞くと、

「別の現場にいる。今は2人で一緒に動いても稼げない」

とおっしゃっていました。

 

6年ほど前には、親子2人で新築をたたいていたのですが。。

 

最近は大工さんを育てる学校もあるようなのですが、どうも【宮大工】を目指す人が多いように感じます。

 

宮大工 = 芸術 = カッコいい

 

そんな発想があるようにも思います。

 

ただ、現状の大工さんの仕事はほんどが建て売りなどの工期が無い現場が多いと思います。

 

しかも、昔と違って木をカンナなどで削って家を作るのではなく、既製品をはめ込んでいく作業がほとんどになりました。

 

夏は暑いし冬は寒い。。

 

家を建てるのに施工説明書など有るわけもなく、直感や経験が頼りの大工という仕事。

 

若い人たちが「なりたい!」と憧れるのは難しいかもしれません。

 

不動産屋さんでよく聞く話が、

「土地は買ったのに、手(職人、大工さん、監督)がいないから家が建てられない」

 

という、なんとも勿体ない悩みです。

 

大工さんはある意味自由ですが、

責任が全て自分に降りかかってくる事や、現場がないと稼ぎが無いという、デメリットもあります。

 

逆にいうと、うまく元請けに入り込めば稼ぎるのかも知れませんが。

 

トラブルも多い

大工さんは、自分の都合で現場を空けたりする事が多々あります。

 

たまたま入った時に、間違った材料が入っていると、激怒され、人工代請求など日常茶飯事です。

(もちろん間違う方が悪いんですよ!)

 

そんな時、こんな事を思います。

 

 

「大工さんもサラリーマンだったらなあー。」

 

現場に納材する立場の人間としては、

大工さんが個人ではなく、サラリーマン的な組織人であれば、もう少し現場の流れも変わるように思います。

 

建築が【クレーム産業】といわれる所以は、

大工さんや職人さんとの「言った言わない」のトラブルも含まれているのではないか?

それによる、差損や時間のロスは相当なものです。

 

そんな世界なので、大工さんも選ばれた人じゃないと生きていけないのかもしれませんね。

 

と日々感じています。

 

株式会社大工。

運営は大変だとおもいますが、

「サラリーマンいいなあ。俺も勉強しとけば良かった」

と呟く大工さんは非常に多いです。

 

もしかしたら、

安定した収入と福利厚生が整えば、

需要はあるかもしれません。

 

と、真剣に思いました。

 

決して、大工さん批判のブログてはありません。ご了承下さい。

 

 

今日もお読みいただきありがとうございました。