嘘のような本当の話 ~ 損をしない為に心がけたい4つの事 伊予柑課長パート3
今日は、伊予柑課長物語パート3(カチカチ山の狸 ならぬ カチカチ山のおじさん)です。
損をしないように、些細な事にも気を配っていきましょう!
*************************************
むかし、むかしある所に、伊予柑課長という50代の営業マンがいました。
その営業マンは、とてもしゃべりが上手な事に加え人当たりも良い為、
地元のお客様からはとても人気があり、「いーよちゃん」「いーよちゃん」というあだ名で呼ばれておりました。
さて、そんな伊予柑課長・・・
今日は、県境の山の中にある材木屋さんに訪問する事になりました。
いつものように、安全運転で快適に走っております。
材木屋さんへは、ながーく続く細い一本道を抜けていかなければなりません。
「 退屈じゃのー、たばこでも吸うか 」
いつものようにライターで火をつけたものの、車内に煙が充満しむせてしまいます。
そこで、車の窓を開けたところ、
「 さむ! 寒すぎるぞ。 」
そう、外はまだ冬の終わりで、山道にもうっすら雪が残っていました。
「これじゃあ、山で洗濯も出来んわい」
ナレーション:普通は、山で芝刈りである
と、いつものように天然ぶりをはっきしていました。
「 ついたついた 」
得意先の 赤シャツ材木 に到着してすぐに、いつものように商談を行いました。
商談も終わり、そろそろ帰ろうかと部屋を出た時の事です。
「 さぶっ! 」
「 ヘックシュン ヘックシュン ヘックションボリ 」
風邪を引いたようです。
「 これはアカン、店長ティッシュをおくれ 」
そういうと、優しい店長はティッシュを一箱譲ってくれたのでした。
冬の終わりといっても、まだまだ日が落ちるのは早く、
6時になると辺りは真っ暗になっていました。
しかし、ドライブが好きな伊予柑課長は、
特に何も気にすることもなく、家路を辿りました。
しかし、いつもと何か勝手が違うのです。
運転に集中出来ない伊予柑課長は一度車を停め、車の中のごみ箱に目をやりました。
なんという事でしょう。
そこには、大量のティッシュが捨ててあったのです。
「 鼻を拭くために、無意識にこんなにティッシュを使っていたとは・・ 」
これが、落ち着かない理由でした。
毎回ティッシュで鼻を拭いていたのでは、運転に集中できない。。
何かいい方法がないか考えた結果・・・
「 鼻に詰めておけばいいんじゃ、わしはやはり天才ですけん 」
そういうと、細長く棒状にしたティッシュを両方の鼻の穴に差し込みました。
これで、両手が使える(自信が確信に変わった瞬間であった)
それから、快適に車の運転を再開しました。
しばらく行くと、鼻水のせいでタバコを吸うことを忘れていた事に気がついたのです。
「 タバコでも吸うか 」
車の窓を少し開け
「 さぶっ 」
と言いながら、ライターで火をつけた
その時!?
ボフッ
「 ぎゃー!!!!★●★?☆! 」
一瞬にして、鼻に指していたティッシュに火がついてしまったのです。
「 ぼうほぇー、やってもうたがな 」
側道に車をとめ、大事には至りませんでしたが、鼻の頭と、眉毛が燃えてしまいました。
伊予柑課長は思ったのです、
(カチカチ山のタヌキになるとこだったわい。悪い事してないのに)
結局翌日、病院で治療をしてもらったのでした。
******************************
損をしない為の心がけ
・周りをよく見て作業しましょう
・夜は特に気をつけて運転しましょう
・風邪をひかないように自己管理は徹底しましょう
・火を扱うときは注意しましょう
明日は我が身です。